緊縛に関すること

September 05, 2015

シュリンプタイとサヴェジフォールド

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 最近ネットで見かけたシュリンプタイ(Shrimp tie)というのを試してみた。被縛者は市川彩香さん。殆ど身動きが取れず、結構な被虐感を得られた。(関連記事: 隷嬢之塔 )ところで、縛りを行なっていくうちに、シュリンプタイとは、海外作品によくあるサヴェジフォールド(Savage fold)と同一なのではないかと、ふと感じた。

 サヴェジフォールドは、ボンデージ(Bondage)界では有名な縛り方で、名称は海外のボンデージ師ジョン・サヴェジ(John Savage)に由来する。胡坐縛りの一種で、両足が交差した箇所に顔がつくくらい前屈させた状態で固縛するものである。
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 一方で、シュリンプタイの説明をネット上で調べてみたが、こちらはどうやら日本の海老縛りの直訳のようで、ジャパン・ボンデージ(Japan Bondage)(シバリ(Shibari)/キンバク(Kinbaku))の中における縛り方の一種として位置づけられている。細かく書かれた内容を要約してみると、前述サヴェジ・フォールドと大同小異と感じられる。
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 海外においては、窮屈な胡坐縛りを全般的にサヴェジフォールドと称しつつも、それが和風の要素を含む場合は、シュリンプタイと称することもある、という使い分けであると思われる。隷嬢寫眞館の場合は、どちらの状況にもあてはまるから、どちらの名称を用いても問題はなさそうである。

 ちなみに、リバース・シュリンプタイ(Reverse Shrimp tie)という名称も見つけた。まま、日本の逆海老縛りの直訳であり、海外でよく用いられるホグタイ(Hogtie)と同義で用いられていた。
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 なお、胡坐姿勢の縛り方において、前述サヴェジフォールド程に前屈の度合いが窮屈なものでない縛り方も当然存在する。中でも、両足を蓮華座(結跏趺坐)の形で縛るものをロータスタイ(Lotus tie)(蓮華座縛り)と称している。
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 蓮華座でもない、普通の緩い胡坐状態での縛り方を英語で何と称するかについては、調べてみたがなかなかしっくりする単語が見つからなかった。そもそも胡坐という概念が英語文化には希薄のせいか、「Sitting Cross-legged」とか「Tailor-fashion」とか長ったらしいものしかわからない。隷嬢寫眞館では胡坐縛りの英名を無理矢理「Cross-legged tie」としているが、うまい英語名称がわかる方は、是非ともご教示いただきたい。
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January 16, 2013

緊縛について

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問い合わせ等がございましたので、以下の一文を掲載しておきたいと思います。

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 すべて人の行為には目的があり、またそれを達成するための手段がある。緊縛という行為を手段とみなした場合、その目的は一体何であるのか。人によって様々なものが考えられるであろうが、今此処に便宜上、以下の様式で分類を試みる。その上で隷嬢寫眞館における緊縛の目的も自ずから導かれてくるのであろう。
 緊縛の現実世界における実践を目的としたものを「実」、そうではないものを「虚」と名付けることとする。
 「実」について、緊縛とは元来日常生活に普通に存在するものではないが、あえてこれを本気で真剣に実践せねばならない場合、例えば、犯罪を犯すとか、捕物を行うとか、このようなものを「真」と名付ける。そうではなく、遊戯や遊興の一環として実践する場合、即ち、プレイとかごっことかと称せられるセッションにおいて行う場合、これを「偽」と名付ける。
 「虚」について、自らの実践を目的としないということは、鑑賞する、妄想する、創作する、等の言葉に換言することも出来ようが、緊縛の実体そのものが確認しづらい妄想や創作等は此処では除外し、実体の見える鑑賞のみに限って話を進めると、鑑賞の客体について実体を直接見るものを「直」と名付け、実体を何らかの媒体を介して間接的に見るものを「間」と名付ける。前者は、ショー等がそれであり、後者は、ビデオ等が該当するであろう。
 「実・真」「実・偽」「虚・直」「虚・間」それぞれの目的に応じて緊縛の態様も自ずと異なったものになっていくと思われるが、此処では細かいことまでは触れない。いずれ有識者が詳細な解説を著してくれるであろう。ただ、はっきりと言っておきたいのは、隷嬢寫眞館が目指す緊縛が「虚・間」の目的を達成するための手段に他ならないということである。
 「虚・間」は更に、静止画中心のもの(これを「静」と名付ける)と、動画中心のもの(これを「動」と名付ける)とに分けられようが、隷嬢寫眞館の立場は微妙である。元来、静止画中心で立ち上がったサイトではあったが、時代の流れから動画作品を主力としてきた歴史を振り返ると、どちらに属するべきなのか明確にし難いのである。どちらもというわけにも行くまい。「虚・間・静」「虚・間・動」それぞれ緊縛の内容に差異が生じ得るのであろうから。とは言うものの、制作時間を多く費やす動画に寄ったかたちで今後暫くは制作を続けなければならないであろうから、此処では敢えて「虚・間・動」の目的にかなった緊縛を奉ずるのが自然であろう。
 故に、隷嬢寫眞館が表現する緊縛は、当面の間、「虚・間・動」の目的達成のためのものであると申し上げたい。よって必然的に、個別撮影や緊縛教室等で行う緊縛も同様であるということをご理解いただきたい次第である。
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June 09, 2012

柔軟緊縛で試してみたい縛り方

以前にも書いたと思うのですが、改めて記しておきたいと思います。
柔軟緊縛の目指すところは、究極はコントーションの世界に足を踏み入れることになるわけですが、強いてそれを極めようというわけでは毛頭ございません。少しだけかたちを模すことが出来れば満足でございます。その中で、自分のお気に入りのポーズとして下記のものがある旨を、過去に何度か書いたと記憶しております。

1.前屈柱立縛り

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2.前屈椅子開脚縛り
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[出典]キャプティブ・ビューティーズ第1巻第1号
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いずれも隷嬢寫眞館過去作品で何度か試してございますが、飽きずに試してみたいものなのでございます。


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June 27, 2009

シンプル

 西洋緊縛はその様態から、Simple Tie(単純緊縛)とComplicated Tie(複雑緊縛)とに分類が可能であります。前者は極めて簡単な縛り方のことですが、無論手抜ということではなくて、必要最低限のポイントのみをおさえた縛りということです。例えば手首足首のみの緊縛作品を表します。後者は逆に見た目が非常に複雑であり、あるいは、非常に多量の道具(ロープ等)を使用した縛り方のことです。いわゆる、ぎっちぎちという単語で表現出来るような緊縛作品がこれに相当します。
 物理的に考えて、両者は同一の被縛体上に同時には存立しないものであります。しかしながら、無数のボンデージ誌を渉猟いたしますと、緊縛作品としてはほぼ同数の割合で両者の共存がみとめられます。西洋の愛好者は、時には簡素に、時にはぎちぎちに、緊縛の萌え処の変化を楽しむことができるのでしょうね。
 ともすれば、ぎちぎちに走りやすい自分でありますが、西洋誌をひも解いて、シンプルな縛りを目にするとき、己の嗜好を見詰めなおしてみたくなることしばしばです。
 写真はシンプルを意識してみたのですが、完全な「Simple Tie」には程遠いですね。ついついロープを増やしてしまいたくなる気持をおさえきれていないようで、まだまだ精進が足りておりませぬ。未熟な自分に反省です。
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※AMAZONで入手可能なボンデージ作品



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February 16, 2009

複雑と簡素

complicationとsimpleness。
どちらもbondageの重要な要素と感じます。
両者は正反対のものですが、bondageの美学として観るならば、どちらも趣があると思うのです。
かといって、制作する立場からすると、同時に実現出来るものではないわけだから、とても悩みます。
悩むというのは、さあこれから縛り始めるぞ、という時点で、シンプル緊縛で行くのか、ギチギチ緊縛でいくのか、この選択で悩むわけです。
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貴方はどちらがお好みでしょうか?


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