September 10, 2003

着装文化通信01 緊縛様式の嗜好

 「ボンデージ」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。それに関して隷嬢寫眞館管理人である筆者も様々な想いをいだいています。このコーナーは、そんな筆者の勝手気ままな文章が綴られています。
 まず最初に、ボンデージ様式の筆者の個人的な嗜好について、大雑把に三つの要素に分けて書いておきましょう。ここでいう嗜好の三つの要素とは、緊縛様式、猿轡様式、着衣様式、の三つです。これらが密接に影響しあうことによって、隷嬢寫眞館的な作品が表現されているのかなと、筆者は勝手に考えています。
 今回は、緊縛様式の嗜好についてのお話です。
 個人的な緊縛様式の嗜好、言い換えれば筆者にとっての縛り方の定番は、なんといってもホグタイです。
 ホグタイ(hogtie)とは、直訳で「豚縛り」となります。豚は英語でpigですが、米語では子豚がpigで、成長した豚をhogと使い分けるそうです。背面で手首足首を一括りにして縛るものでありますが、そのシルエットは屠殺場で四肢を括られて仰向けに吊られている豚と類似するところから得た呼称と思われます。見方によっては我国でおなじみの逆海老とも共通するものですが、両者の差異等につきましては、紙面の関係からここでは特に触れません。
 ともあれ筆者にとって緊縛様式の定番はホグタイなのでありまして、中でも典型的なホグタイとは、以下の要件を満たすものと考えております。
 一、両腕両脚を真直ぐにして両手首両肘両足首両膝をそれぞれきっちり固定しての緊縛。
 ニ、白いロープでの緊縛。
 三、手首と足首との連結はぎりぎりまで接近させて緊縛。
 四、猿轡は必須。
 五、飽くまでも反抗的な目の表情と、こちらをしっかり睨みつける顔の向き。
 六、アービング・クロウ的な黒い下着姿、または高露出度の衣服。
 七、黒いシーム入りのフルファッションド・ストッキング。
 八、光沢のある黒いハイヒール。
 九、被縛者を引き立たせるため、あまりごてごてしていない室内。
 十、両腕両脚を反り上げて、横から見ると美しい菱形となる構図。
 これらの要件に関しては、人それぞれの想いがあるものです。上述したものは飽くまでも筆者の個人的嗜好の自己分析結果としてのものであり、決して普遍的なホグタイの典型であると申しているわけではありません。むしろ、筆者個人の嗜好にとらわれず、個々人それぞれの嗜好を追究していただくことこそが、ボンデージを楽しんでいく基本的な姿勢なのかなと思っています。

S&Mスナイパー2004年1月号掲載



reijoh_shashinkan at 23:40│Comments(0) Share on Tumblr 緊縛に関すること 

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