August 20, 2006

着装文化通信21 ボディーサック

例えば犬の首輪ですとか、医療用の拘束衣ですとか、死体を入れる袋、またはキャンプなどで使う寝袋など。フェチの世界とは一見無縁である実用的なものにまでボンデージを感じて思わずニヤリとしてしまう。というようなことは皆様にも日常茶飯事かとは存じますが。
拘束衣に続く、「そんなつもりじゃなかったもので拘束するのはとってもエロティックですよね」というシリーズでございます。
「寝袋」というか、それを拘束用グッズにした「ボディーサック」(または「スリープサック」)についてのお話です。
かさばった真っ黒な袋に包まれた白い女性の身体、というのは、いうまでもなくフェチ心をくすぐるシュチュエイションであり、彼女の身体を丸ごとすっぽりと包んでしまうというのはある意味究極のボンデージといえなくもありません。見えない部分が多ければ多い程に淫らな妄想は膨らむのに違いないのですから。また窮屈感、窒息感を好まれる方々に人気があるのもこのボディーサックです。
今回のDVD(「ボディーサックの魅力」)で使ったものは、内部に更に両腕をしまう部分があったり、ファスナーも凝っていたりしているので自分ですべて着てもらう、という訳には残念ながらいかなかったのですが、縄などの拘束感とはまったく違った感覚で(どちらかというとラップやテープに近いものと思われる)セルフで楽しまれる方も多いようです。
そういった愉しみにはまっていく女性。それを黙って見守る。ばかりかちょっと手助け(?)をする。これもまた-、作品制作に於いての重要な愉しみのひとつなのであります。
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 自分の力ではどうにもならないという「絶体絶命」の状態に於かれる事の心地よさ。逆らわなくてもいい、あれこれ思い悩む必要もない。ただ、自分の運命を受け入れて、逆らうことを諦めて、楽しめばいい。
だけど、これはとても危険な感覚。きっと、エスカレートする。そして、止まらなくなる。そういう、予感がある。
朦朧とする意識の中で、なんだか不自然な息苦しさを感じた時には手も足も「袋の中に入れられてるみたい」に
まったく動かせない状況になっちゃってた。
 真っ黒な寝袋…のような形の…皮? これは、なぁに?
手足もスッポリと収まってしまってどうしようもなく、窮屈な状態。それはまるで寝袋のような。ゴムの独特のキツい感触が身体にまとわりついて息苦しい。呼吸が圧迫されて、キモチワルイ。ぎゅうぎゅうってきしむ音が響く程に締め付ける。微妙に伸びみては、でも 更に身体に食い込む感覚、それがボディーサック。顔だけは、袋から出ているんだけれどそれがどうだっていうの。口枷を着けられた状態ではやっぱりうめき声を漏らすのがせいぜいのところで、あとはかろうじて自分の惨めな状態が目の端に入るだけ。床をゴロゴロと這い回る…というよりも実際は転がっているだけの、まさに私は芋虫のように「手も足もでない」悲しい生き物になりはてている。だけど、この苦しみに満ちた絶望感こそが、私にとっての刺激的なファンタジー。この窮屈感を一度感じてしまったら、あとはもう、深みにはまるだけ。そういう予感は、やっぱり当たってた。
(隷嬢寫眞館DVD「ボディーサックの魅力」より)
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これは実際に作品の中でボディーサックを着て頂いたモデルさんにパッケージ用に書いて頂いた感想文です。
少しばかり妄想が勢いに乗って居られるフシもあります(笑)が、元々テープやラップなどの「拘束感好き」な方でいらっしゃますからこのような全身を包む感覚も気に入られたようです。こういった状態に更に全頭マスクなるものを装着した場合それはもう隙なし!の最強のボンデージな状態といえましょう。これまたマニアックな一品。全頭マスクについてはまたの機会に…。


reijoh_shashinkan at 13:02│Comments(0)TrackBack(0) 拘束具情報 

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