February 14, 2008

開設11周年!

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 本日をもちまして、隷嬢寫眞館は開設11周年を迎えました。皆様の温かいご支援のおかげでここまで来ることが出来ました。本当にありがとうございました。これからも、20周年記念に向けて頑張ってまいりたいと思いますので、引き続き、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。ちなみに、画像は隷嬢寫眞館第1版のトップに掲載したものです。(今見ると画質がイマイチですねー。)
 ところで、最近の自分ですが、だいぶ記憶力が衰えてきております。とかく忘却の淵に沈みがちな、開設前の流れについて、忘れてしまわぬうちにさっくり書いておきたいと思います。決して神話のような世界でなく、貧乏親父がおろおろとPCと格闘する生々しい世界でありました。なかなか時間が取れないので短文で恐縮ですが、いずれしっかりとした文章にまとめたいと思います。今回は飽くまでも覚書といった体裁です。

◆1996年1月
 我が家にPCを導入。PCはコンパック社製であったと記憶している。OSはWindows3.1、HDD256MB、メモリ16MBという、今思えばとてつもなく貧相なスペックであった。こんな環境で当時いったい何が出来たのかについての記憶はない。
◆1996年2月
 初めてインターネットに接続。ブラウザはネットスケープで、これは当時有料ソフトであった。プロバイダはアスキー社。アスキー社はその後すぐにプロバイダ業から撤退することになる。
◆1996年5月
 ネットサーフィンが本格化。インターネットに関する書籍を読みあさっては、何かを試してみる、という日々が暫く続く。PCスペックがよくないので、当然のことながら動作が遅く、他愛のないことでも相当の時間を要した。今思えば、随分と気の長い自分であったことよと感心する次第である。
◆1996年7月
 エプソン社のスキャナーを購入。当時はUSBなんて便利なものはないので、SCSI(スカジー)カードを別に購入。開封してみたら接続ケーブルは別売とあって、あわてて追加購入。正確な記憶ではないが、全部で10万円以上かかってしまったと思う。フォトレタッチソフトはスキャナー付属のフォトマジックとかいうソフトを使用した。画像ファイルの規格(BMP/JPG/GIF等)がたくさんあるということを初めて知る。その時点では、どれがどれだか全く知らなかったので、とりあえず選択肢の一番上部にあったBMPでどんどん保存。あっという間にHDDがパンクしかけた。HDD内の画像ファイルを外部記憶装置に退避しようとしたのだが、1ファイル容量が10MBくらいだったので、当時の主流であったFDD(1.4MB)では対応できず、MO導入を検討。(CD-Rはまだ主流ではなかったと思う)その後JPG等を理解し、ようやく画像ファイルが自分にとって扱いやすいものになった。
◆1996年9月
 過去に撮った作品を、当時の投稿サイトに投稿してみた。初めての投稿である。今日の画像掲示板のように簡単に出来るものではなく、管理人にメールを送って、管理人に手作業でアップしてもらうというもの。数は少なかったが、SM系やフェチ系サイトは、当時も存在はしていたのだ。投稿した結果はというと、大概は不評。「服を脱がないのはちょっと」という返事をいただいた。やはり、自力で自分の世界を築くしかない、と思ったりした。
◆1996年11月
 パフォーマンス・チューニングの書籍等も読みあさって、動作を速くするためPC環境を整備していった。これは、先の自己サイト構築の思いの他に、当時のインターネット環境をめぐる料金制により、毎月10万円以上のコストに対してなんとかせねばならんと思ったせいもある。(NTT回線使用料及びプロバイダ接続料のそれぞれが従量制であった)
◆1996年12月
 「ホームページ」なるものを作成するためには「HTML」なるものを習得せねばならぬということを知る。一般のプログラム言語に比べるとはるかに容易なものであるから、理解は早かった。ついでに「JavaScript」さらに「Java」へと進出していった。学習方法は、海外サイトを開いて、ソースを表示し、そのソースを徹底的に解析し、使えそうな箇所は取り入れるといった手法の繰り返しであった。
◆1997年1月
 とりあえず作成してみたものを試験的にアップロードしてみる。実際アップしてみると何かと不具合が目につくものである。以後、更新を繰り返す。
◆1997年2月
 2月14日、この日の更新をもって、とりあえず自己満足。アップロードを休止する。これが隷嬢寫眞館の第1版である。当時のネチケット本(死語?)に「インターネットは世界中のユーザーが利用するものだから、当然国際語である英語で記述するべきだ」と書いてあり、これに馬鹿正直に従った結果、この第1版はすべて英語で書かれていた。自分でもメンテしづらくなって、ひと月後には日本語・英語の並行版となる。


reijoh_shashinkan at 15:52│Comments(0)TrackBack(0) その他全般 

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