June 27, 2009

シンプル

 西洋緊縛はその様態から、Simple Tie(単純緊縛)とComplicated Tie(複雑緊縛)とに分類が可能であります。前者は極めて簡単な縛り方のことですが、無論手抜ということではなくて、必要最低限のポイントのみをおさえた縛りということです。例えば手首足首のみの緊縛作品を表します。後者は逆に見た目が非常に複雑であり、あるいは、非常に多量の道具(ロープ等)を使用した縛り方のことです。いわゆる、ぎっちぎちという単語で表現出来るような緊縛作品がこれに相当します。
 物理的に考えて、両者は同一の被縛体上に同時には存立しないものであります。しかしながら、無数のボンデージ誌を渉猟いたしますと、緊縛作品としてはほぼ同数の割合で両者の共存がみとめられます。西洋の愛好者は、時には簡素に、時にはぎちぎちに、緊縛の萌え処の変化を楽しむことができるのでしょうね。
 ともすれば、ぎちぎちに走りやすい自分でありますが、西洋誌をひも解いて、シンプルな縛りを目にするとき、己の嗜好を見詰めなおしてみたくなることしばしばです。
 写真はシンプルを意識してみたのですが、完全な「Simple Tie」には程遠いですね。ついついロープを増やしてしまいたくなる気持をおさえきれていないようで、まだまだ精進が足りておりませぬ。未熟な自分に反省です。
p22906015.jpg

※AMAZONで入手可能なボンデージ作品



reijoh_shashinkan at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) 緊縛に関すること 

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