April 21, 2012

執筆

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最近、本を書きたいと思うようになった。
今初めてそういう気持ちになったわけではない。
若い頃は生意気にも小説家を目指したこともあったし、バブル期前後にはお恥ずかしい限りだが詩集を何篇ほど編んだこともあった。クタクタになって仕事から帰宅した後でも、何か書いていると疲れを忘れられた。ラップトップ型のワープロ全盛期は、ひたすら文章を入れまくった。今思えば、とても幸せな時代だった。
インターネットの普及とともに、気持ちはHPの立ち上げに切り替わっていった。手で書き溜めたものよりも、いち早く公開出来るという点が、当時はとても魅力的に感じたからだ。
実を言えば、当時から立ち上げたウェブサイトは、隷嬢寫眞館だけに留まらなかった。文学鑑賞サイト、紀行文サイト、ポートレイト展示サイト、食べ歩きレポートサイト、詩集サイト、などなど。今では隷嬢寫眞館以外全て閉鎖してしまっている。閉鎖の理由はいろいろあるが、要は気力体力の衰えといえようか、日々空き時間を更新ネタ作りの思考に費やし、睡眠時間を削って夜な夜な更新作業に没頭することが、とても辛く感じるようになったためにほかならない。
話がそれたが、本を書きたいという欲求の不定期な波がまた押し寄せて来つつある。管理サイトが隷嬢寫眞館のみになってしまったあとでも、写真集でも出せたらという思いもあって、その手の話があれば、自分にしてはなかなか積極的に前向きに動きもした。しかしながら、T社では予算が確保出来ずとのことでお流れになり、S社では裸が無いという理由で見向きもされず、自費出版では数百万の予算が必要だとの印刷屋見積もりに溜息をつくだけで、結局何の結果も残せぬまま過ごしてきた次第だ。そういえばコミケに絡んだ同人誌の話もあったけども、昨今のコミケでは二次元ものしか採算があわぬとの情報を得、断念したこともあった。
そういうわけだから写真集といった金のかかる話は置いとくことにして、金のかからない文章ものに気持ちが戻りつつある。作るのに金がかからなければ、別に売れても売れなくてもよいのだから。元々、売れるものを作るというよりは、自分の作品を形に残したいという気持ちのほうが強いので、赤字にならなければOKという考え方は以前から変わらない。
と、思いついたことを、つらつら書いてはみたけれども、また日常の雑事に揉まれるうちに、またやる気が失せてしまうのかもしれないが、今この時こんな思いを抱いていたという記録として、書き残しておくのも悪くないと考えて、あえてこの文を記しておく次第。

なお、上の写真は全く文章とは無関係です。


reijoh_shashinkan at 00:00│Comments(0)TrackBack(0) その他全般 

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